日本で広まるシェアリングエコノミーとは?

日本で広まるシェアリングエコノミーとは?

「シェアリングエコノミー」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
アメリカのシリコンバレー発祥のこの考え方は、近年日本でも流行しつつあります。

シェアリングエコノミーとは「1つのものを複数人で共有すること」を指しますが、具体的にその詳細を知っている人は多くないでしょう。

そこで今回は、近年日本で人気の「シェアリングエコノミーとは何か」というお話をしようと思います。


シェアリングエコノミーとは


シェアリングエコノミーとは、「1つのモノを複数人で共有して使うこと」を基盤とした考え方です。

たとえば家の所有者が不在の時に他人へ家を貸し出したり、所有者が車を使わない時間帯は他人へ車を貸し出したりといったサービスを指します。

1人でモノを使わずに複数人で共有して使うことで、モノが使われていない時間(空いた時間)をお金に換えることを可能としているのです。

シェアリングエコノミーはインターネットを介してやりとりがされるため、インターネットの発展に伴いシェアリングエコノミーサービスの普及率はより高まっていくことが予想されています。


シェアリングエコノミーのメリット


上記でも挙げた通り、シェアリングエコノミー最大のメリットは、空き時間をお金に換えられることだと言えます。

・自分が滞在していない期間、家を貸し出して宿泊料をもらう。
・自分がしばらく使う予定のない車を貸し出して、レンタル料をもらう。

このような方法で、シェアリングエコノミーはあらゆるモノをお金に換えられます。

シェアリングエコノミーで貸し出されるのは、もともと所有者が使っていなかったモノがほとんど。
そのため所有者は利益目的ではなく、「使ってないモノが、少しお金になれば良いな」といったお小遣い稼ぎ程度の気持ちで貸し出している人が多いです。

こういった背景から、シェアリングエコノミーでは比較的リーズナブルな価格でサービスを利用できる仕組みになっているのです。


シェアリングエコノミーのデメリット


一方シェアリングエコノミーのデメリットとして、借り主と貸し主の間でトラブルが起りやすい点が挙げられます。

シェアリングエコノミーではモノのやりとりを不特定多数の人とおこなうため、どうしてももめごとが起きてしまいます。
たとえば貸したものが壊れて返却されたり、借りたもののクオリティが予想よりも低かったりといった例が散見されます。

シェアリングエコノミーでやりとりをするのは企業同士ではなく、個人同士。
企業同士のやりとりのように信頼性が確保されているわけではないのが、シェアリングエコノミーのデメリットだと言えます。
<h2>シェアリングエコノミーの事例</h2>
家具家電レンタルサービスもこのシェアリングエコノミーのサービスの1つだと言えるでしょう。

その他日本で広まっているサービスとして、Airbnb(エアービーアンドビー)が挙げられます。
これは空き物件を旅行者に貸し出すサービスで、日本でも現在広く普及しています。

Airbnbのサイトから宿泊先を予約するだけですので、面倒な手続きは一切必要ありません。
予約時には、サイトから部屋の状態を写真で確認できるため安心です。

あとは、スマホからタクシーやハイヤーを呼び出せるUber(ウーバー)と呼ばれるサービスも人気です。
既存のタクシーよりも安価で利用できるため、世界各国で既存のタクシー会社が倒産する事例が発生するほどの普及率を誇っています。

Airbnbによるサービスは世界各国で急速に広がり、今や世界中に大きな経済効果をもたらしていると言えるでしょう。


おわりに


シェアリングエコノミーの概念は日本でも広がりつつあり、あと数年もすれば一般化されていることが予想されます。

「自分のモノは自分だけで使う」という考え方ではなく、「自分のモノを他人とシェアして使う」考え方が一般的になる日もそう遠くないでしょう。

これから何か新しくモノを購入したいと思ったときは、ぜひ1度立ち止まってこのシェアリングエコノミーのサービスの利用をしてみても良いかもしれませんね。

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